わたしたちの仲間を紹介します。

私達は日々、大切な方の最後のお別れをお手伝いするという重責を担う仕事をしています。肉体的にも精神的にも決して楽で簡単な仕事とは言えませんが、その分他の仕事では味わえない達成感ややりがいを感じることができます。博愛社のスタッフが日々どのようなことを考えながら仕事に、お客様に、そして自分と向き合っているのか、こちらでは博愛社の第一線で働く仲間を紹介いたします。

一番緊張しているのはお客様だから。

HONOKA ONO

葬祭ディレクターアシスタント大野 ほのか

単純に昔から葬祭業に興味があったんです。

実は高校時代のアルバイトも葬祭業を探してたほど、前からこの業界に興味がありました。平日勤務の募集だったので働けなかったんですけどね。就活ではデザイン系の専門学校に在籍していたので、デザインやゲーム会社を受けていましたが、やはり非日常的な世界感を持つ葬祭業への興味が捨てきれず、葬儀業の仕事も考えました。自分の中で、葬儀や結婚式やホテルの仕事は、アルバイトで経験した飲食店とは一つ上の、レベルの高い接客業のイメージを持ってました。葬祭業ではメイクという分野でデザインが活かせると思い、最初に納棺師の会社を受けました。その後フラワー事業部の募集が博愛社でもあると知り、面接を受けました。人柄を見ていただいたようで、最終的に別の部署での応募変更はどうかと打診いただき、了承の上、採用されました。

2か月みっちりのマンツーマン研修!

入社して2日目で自社ホールの通夜の案内係をすることになったのですが、初めてのことで先輩方の見様見真似でご案内しました。飲食店のバイト経験もありましたが、言葉遣いを意識して、声のボリュームも会葬者の人数によって変えて、時には声を張らなければならないシーンもあったりで、1日目はクタクタになったのを覚えています。博愛社の研修は「社会人とは」などの基本マニュアルに沿って学ぶ座学もありますが、ほぼ実戦でマンツーマン形式で教えてもらうという形です。例えばご葬儀の日に納棺中などで式場にお客様がいらっしゃらない時に、式につくメンバーが集まって担当者から申し送りを受けるのですが、そこで式全体の流れや用語に関しても研修担当の方が横について丁寧に教えてくださいます。メモ帳は離せません。式が入っていないときは司会の自主練もします。入社して半年以上になりますが、司会や火葬場業務など任せてもらえることが一つ一つ増えくことに喜びを感じています。

アシスタント業は、日々人間観察。常に担当者が仕事しやすいように。

あくまでも「担当者のサブ」として。

アシスタント業はお客さんが第一なのは変わりないのですが、担当者との明確な違いが一つありまして、あくまでも「担当者のサブ」ということなんです。担当に対しても仕事がしやすいように自分が動く必要があります。サブとして付くからには、その人の癖をまず把握することが重要です。担当者も時々お客様相手にいっぱいいっぱいになってしまうことがあります。その時にこの人はこういう行動をとるんだなとか、今話しかけずに自分で動いた方がいいんだなとか、そうやって常に担当の内面を見ながら行動しています。日々、人間観察ですね。そうしないと、担当のやりやすいように式が進められないんです。またサブの仕事で重要なお仕事が他にもあります。二次打ち合わせと言ってお客様の家に訪問してドライアイス交換をした後に、生花の原稿確認をしたり、遺影写真の着せ替えや背景を決めたりと、一回目のお打ち合わせでは決められない、細々したことを決めてくる重要なお仕事があります。まずサブにつくことが決まったらお客様にご挨拶のお電話をします。直接対面で話すより相手の顔が見えないので緊張しますね。訪問して対面で話すと、視界に入る情報量が一度に増えるので、私も安心してお打ち合わせができます。そうやって式までに少しの時間ご家族に会うだけでも、当日の式が進めやすくなります。式当日改めて式場でお会いした時、お客様が私を頼ってくださることも多いので、信頼関係が事前打ち合わせでも築けていると思います。二次打ち合わせは担当のサブの重要なお仕事だと思っています。

完璧にいくことは絶対にない。

入社して半年以上過ぎましたが、改めて難しいなと思う仕事は、焼香案内です。焼香案内は研修でも最初に学ぶものなので、一見簡単なように見えるのですが、意外と奥が深い仕事です。いかにスムーズにお客様を案内して、読経の時間内に終わらせるか。焼香案内中も頭の中で誘導のシュミレーションをしてますが、お客様も焼香自体不慣れなことですし、おカバンなどもお持ちなので、自分の思い通りにお客様を誘導することができず、また最初の頃は緊張もあり苦戦していました。頭の中のシュミレーションを完全再現しようとするのですが、いざやってみると上手くいかないことの方が多いんです。上手に案内できない度に砕けていたら続かないので、自分の中である程度割り切っていたのですが、ある時上席の方から言われた言葉に救われました。「一番緊張しているのはお客様です。」と。この言葉が自分の中にスっと入ってきて妙に納得しました。私はお客様に対して落ち着いていただくために、安心感を与えなければならない存在なのに、その役割をする側が緊張していてどうするの?と気づかされました。そしたら気持ちが楽になって、完璧を求めることはしなくなりました。自分が許せる範囲、ある程度の妥協は必要なんですね。ベテランの言葉は効果覿面でした。最初は自分のことで精一杯でしたが、自分ではなくてお客様に焦点を置いて仕事をしないと、いい葬儀ができないですよね。以前は葬儀に対しての向き合い方として臨機応変に対応したいと思っていましたが、今はお客様の対応が『自分にとって自信が持てて、誇れるようになりたい。』そう思っています。

博愛社の好きな所は働きやすさ。

入社の時にハラスメントだけが怖くて、大丈夫かなって思っていましたが、全く心配いりませんでした。葬祭業の教育イメージは指摘されるときに怒鳴られたりということがあると想像していましたが、先輩や上席の方も順を追って細かく教えて下さるので、冷静に一つ一つ考えられて、自分の中に落とし込むことができています。そして何より若い方や優しい先輩方が多いのでとても働きやすい環境です。今はこの仕事が面白いので、デザイン系の仕事に就かなくて良かったと思っています。全く同じ葬儀はありません。明るい葬儀もあれば最後まで悲しみが深く、喪主様が火葬場で泣き崩れてしまう葬儀もあります。この仕事はいろいろな方の人生を見れるので、興味深くとてもありがたい仕事です。学校の時は勉強が好きではなかったのですが、仕事を通して宗教の勉強をしてみると、掘り下げれば掘り下げるほど情報が広がっていって、本当に飽きません。今の環境は自分に合ってるんだと思います。

自分の感情のコントロールが程よくできる人。

葬儀業界って固いイメージがありますよね。でも実際はそんなことはなくて、博愛社は価値観が違う人達の集まりでユニークな人が多いです。たまにある飲み会も決して静かではないですよ。葬儀業界にいる人は誰もが基本的に気の使える優しい方だと思うので、そういう人達のもとで働くのはすごく勉強になります。また私はまだ経験が浅いのですが、今まで色んな葬儀につかせていただいて感じているのは、この仕事を選ぶにあたって、怒りの感情がそのまま表に出てしまう人は考え直した方がいいと思いますね。葬儀で緊張されているお客様は、平常心を保つことが難しい状態の方がほとんどです。身近な大事な方を亡くされて怒りの矛先がなく、こちらに向けられた時、自分がいかにお客様をお支えできるかなんですよね。普段から自分の感情をコントロールできる方の方が向いているのではないかと思います。博愛社は採用後に2か月の使用期間である研修期間が設けられています。双方で博愛社でやっていけるのかを見極められる時間でもあるので安心して入社してください。

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